図説 人体博物館
看板の話が続いたので、またMay 03, 2006に書いた、人体の不思議展 関連。
この本は’95発行、最初の科学博物館の「人体の世界」の当時出た本です。
画像は、また裏表紙だから、表紙は上から見に行って下さい。
展示標本を中心に写真も豊富で、プラスティネーションの方法も詳しく書かれている。
日本で試みたプラスティネーションのこともでているが、小動物が多いようだし、なかなか難しいようでもあります。
今回の中国のものは、それなりに良く出来ていたのかもしれません。
会場で白衣を着た方に伺ったところ、ホルマリンで固定した後、解剖してからプラストミック処理するということでしたので、それなりに大きな、これは解剖した後、整形した状態を保った以上の大きさの真空にできるタンクや、それを満たすアセトン溶液など。
換気や廃液処理などもちゃんとやると、けっこう大変なのではないか?
いろいろ検索していると、中国における死刑囚からの臓器移植なんてのがあった。
こういうのがあるから、献体のシステムがしっかりしているかどうか、疑われるのだろう。
ドイツのハイデルベルク大学のものは、ハーゲンス博士の名前がはっきり出ているが、今回の横浜のものは、文中に中国の大学とあるだけで、どこ大学かもわからない。
しかし、日本の大学や医療機関の方々が多く監修しているので、間違いはないのでしょう。
ついでにこんなのもありました。
中国国際臓器移植支援センター
ドナーはすぐ見つかります!!
この本、3500円もしたんだぁ、いまだったら買えない金額だ。
Comments
ここを含め4回書いているので、他のカキコも参照ください。
May 03, 2006
人体の不思議展 横浜
http://irememberclliford.cocolog-nifty.com/rappajazz/2006/05/post_f054.html
May 15, 2006
図説 人体博物館
http://irememberclliford.cocolog-nifty.com/rappajazz/2006/05/post_bb67.html
May 26, 2006
人体の不思議展 週刊現代
http://irememberclliford.cocolog-nifty.com/rappajazz/2006/05/post_8721.html
July 04, 2006
人体の不思議 本家
http://irememberclliford.cocolog-nifty.com/rappajazz/2006/07/post_fb0d.html
Posted by: あたびし | January 20, 2011 12:02 AM
あ、これ買おうかどうか迷ってたんですよねー。
まだ手に入るかな。
人体展、けっきょく僕は1度も観に行ってません。
献体の出所がどうの…よりも、ナンカチガウんですよね。
あの妙なポーズをとった見世物プラスティネーションは、
人体の不思議さとか感じられないのです。
昨年、某医療系大学の人体標本の撮影が続いて、
僕も半身の標本さんをホルマリン容器から
引きずり出したりて、
尊厳とかとは無縁な作業だったけど、でも人体の不思議さとかは、
プラスティネーションよりも柔らかい標本に触れたほうが、
良く判りました。
Posted by: ゆー | February 06, 2011 12:51 AM