人体の不思議展 横浜
先日、表題の展示を見てきた。
なんだか釈然としない気分で、アップも滞っていた。
概要は、本物の人体の解剖標本の展示をしてあるということ。
そしてプラストミック処理(樹脂を浸透してある)がされていて、腐ることのない標本になっていること。
こういうのは、一般人は見ることがないので、是非見るべきだ。
自分のからだがどうなっているのか?そんなことが良く解ると思う。
ただ展示物には細かな部分説明がないので、先にガイドブックを買って(これが入場料より高い)該当する説明を見ながら、展示を見た方が良いと思う。
入場していくつか部分標本など見たあと、全身標本を見てみたが、素直に感激できない。
下の方に画像を載せるが、私は以前に2度この手の展示を見た。
左のは科博で開催された「人体の世界」、1995年9月15日から11月26日。
右は今回と同じく横浜で開催された「人体の不思議展」1997年7月18日から10月19日。
いずれもドイツのハイデルベルク大学の教授による、すばらしい解剖技術やプラスティネーション処理で、見ていて感動すら覚えたものです。
今回の展示は、中国の大学提供ということは知っていたが、ハイデルベルク大学同様の展示を期待していた。
見ていて何だか釈然としないのは、この時から始まっていた。
表面に樹脂がはみだしたり?(ニスを余分に塗ったような)、神経血管など途中で切れていたり(解剖技術あるいは保存方)、あまり感動できなかった。
家に帰って、過去のガイドブックを見てひっくり返った。
会場で何となくデジャブな感じがあったが、ガイドブックによると、ハイデルベルク大学の「人体の不思議展」1997年と同じ解剖方法&同じポーズの全身標本がいくつかあった。
なぜ?
中国の大学人がハイデルベルク大学に留学して、技術や解剖方を吸収したのだろうか。
ドイツのプラスティネーションに対し、中国はプラストミックということは違うのだろう、独自の技術か。
「人体の不思議展」1997年と同じ展示物を作って、同じ名前で展示会を催すということは、ありなんですかね?
今回のは「人体の不思議展」1997年のを参考した、まぁ、パ*リということになるのだろうか?
ハイデルベルク大学の標本を、もう一度見たいですね。
関連リンクしておきます。
人体の不思議展 2004年
1.筋骨格系と神経系 2.内臓 3.自律神経系 が見られる。
今回の横浜 2006です。
「過去の開催」を見ると、全国各地で開催した標本や様子が見られる。
ブログも「人体の不思議展」などで検索するといくつも出てくるが、海外はパリから、NEPOJAさんのブログがあった。
会場ではグッズも豊富で、このガイドブック以外にも、内容説明のDVDやCDロムなどあったが、下流社会人の私にはガイドブック(¥2500)が精一杯の出費。
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Comments
こんにちは、初めまして!
アクセス解析から来てみたら、リンクされていたので
嬉しくってコメント残します。
こちらからもTBさせていただきます。
Posted by: NEPOJA | May 03, 2006 10:14 PM
NEPOJAさん、後程TBさせていただくつもりが、先にお越しいただきましてありがとうございます。
人体の解剖標本は日本だけでなく、世界中を廻っていたんですね。
そちら入場料高いみたいですが、横浜は¥1500でした。
パソコンが不調で、ネスケから書き込めません。
IEだと文字化けするけど、うまく表示できるだろうか?
Posted by: あたびし | May 04, 2006 11:07 PM
「人体の不思議展」の情報です
中国人死刑囚を闇で売買して加工し皮をはいで見世物にして金儲けしています。
★献体同意書は盗用偽装だった
http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-186.html
★カリフォルニア州で人体展禁止法案が可決されました★
http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-181.html
★★日本語字幕のPart1,Part2がRedFoxサイトにあります★★
http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-174.html
・「死体」の写真があります。ABCnewsのPart2の7分52秒のシーンで使われている「死刑囚」の写真のサイト
http://www.observechina.net/info/artshow.asp?ID=47822
検索:唸声中国/死刑囚の遺体を人体標本に、 のなかの2番目URL
★「沖縄展」では「法律違反」の可能性があり全ての団体が「後援を辞退」しました。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-02-04-M_1-022-1_005.html
Posted by: 人体 | February 07, 2009 05:26 PM
もっと早くにこちらの記事をチェックしていればと・・・
後悔してもし切れません
Posted by: abu1500 | January 17, 2011 01:00 AM
abu1500 さん
この展示会もやっと問題視されてきたようですね。
というかまだやっていたとは!
ここを含め4回書いているので、他のカキコも参照ください。
May 03, 2006
人体の不思議展 横浜
http://irememberclliford.cocolog-nifty.com/rappajazz/2006/05/post_f054.html
May 15, 2006
図説 人体博物館
http://irememberclliford.cocolog-nifty.com/rappajazz/2006/05/post_bb67.html
May 26, 2006
人体の不思議展 週刊現代
http://irememberclliford.cocolog-nifty.com/rappajazz/2006/05/post_8721.html
July 04, 2006
人体の不思議 本家
http://irememberclliford.cocolog-nifty.com/rappajazz/2006/07/post_fb0d.html
Posted by: あたびし | January 19, 2011 11:58 PM